SE構法 だから実現できる 自由度の高い空間

SE構法で創る魅力的な自由度の高い空間 全棟構造計算を実施し、安全性も担保しています

大空間

SE構法により、耐震性を保ちながら、柱や壁の少ない開放的な大空間を実現できます。この方法では、最大9mのスパンを跨ぐことが可能で、30畳を超えるLDKや、仕切りのないワンルーム空間の設計が可能になります。さらに、空間の横の広がりだけでなく、天井の高さを利用した立体的な開放感も実現します。この特性は住宅だけでなく、店舗や事務所など多目的な用途にも適応でき、将来のリフォームの自由度も大きく広がります。特に、「スケルトン&インフィル」の設計手法を採用することで、長期的な視野に立った住宅設計が可能になります。SE構法は、開放性と安全性の両立を可能にする建築手法です。

SE構法でつくる大空間の住宅

スケルトン&インフィルとは

「スケルトン&インフィル」とは、建築設計の手法の一つで、建物の基本となる構造(スケルトン)と、その構造の中で空間を区分けする壁や床など(インフィル)を別々に考え、設計する方法です。このアプローチでは、建物の骨組みとなる構造体を最初に構築し、その後で内装や間仕切りを自由に配置します。

スケルトン&インフィルの利点

  1. 柔軟性: スケルトン&インフィル手法は、将来のライフスタイルの変化や用途の変更に柔軟に対応できます。家族構成の変化や、住宅からオフィスへの用途変更などが容易になります。
  2. 再利用性と持続可能性: 建物の基本構造(スケルトン)を維持しながら内装やレイアウト(インフィル)を更新することで、全体を取り壊すことなく建物を再利用できます。これは資源の有効活用にもつながり、持続可能な建築に貢献します。
  3. コスト効率とスピード: 内装や間仕切りの変更・更新は、建物の基本構造に手を加えることなく行えるため、リフォームやリノベーションが比較的低コストかつ迅速に実施できます。
  4. クリエイティビティの促進: スケルトンがあらかじめ定められていることで、内装デザインにおける創造性が促進されます。空間の利用方法を考える際に、構造的な制約から自由になり、よりユニークな空間創出が可能になります。

SE構法を用いることで、耐震性を損なうことなく、この「スケルトン&インフィル」の設計手法を採用しやすくなります。結果として、将来の変化に対応しやすく、長期にわたって価値を保持し続けることができる建物を実現することができるのです。

大開口

SE構法による大開口設計では、広大な窓を用いて光溢れる開放的な空間を実現します。耐力壁を最小限に抑えることで、空間の柔軟な配置変更や有効活用が可能になり、従来の建築では難しかった広範囲のワンルームレイアウトも実現できます。このアプローチにより、住まいの中での暮らし方の可能性が大幅に広がります。

SE構法でつくる大開口の住宅

吹き抜け

吹き抜けは、家全体を一つの広がりある空間としてつなげ、家族のつながりを感じさせる魅力的な設計要素です。しかし、構造上、特に木造住宅においては、2階や3階の床が重要な役割を担い、吹き抜けは構造の強度に影響を与える可能性があります。SE構法を用いることで、これらの構造的な課題に対処し、耐震性を損なうことなく大規模な吹き抜けを設計できます。構造計算を駆使して最適な材料と配置を決定し、美しく開放的な吹き抜け空間を安全に実現します。

SE構法でつくる吹抜けのある住宅

ビルトインガレージ

愛車を室内に保管したいというニーズの高まりとともに、ビルトインガレージの需要が増加しています。特に、駐車場代の高騰する都市部では、1階をガレージに、その上の階を居住空間として有効活用する設計が人気です。しかし、これは構造的な挑戦も伴います。SE構法を採用することで、ラーメン構造を活かし、耐震性を確保しながらビルトインガレージを設計できます。この方法では、柱や壁を減らしても安全性を保ち、ガレージ空間を最大限に活用できるため、愛車の整備や洗車を自宅で楽しむことが可能になります。

SE構法でつくるビルトインガレージのある住宅
最大9mのロングスパン

屋上ルーフバルコニー

敷地が限られている都市部では、屋上ルーフバルコニーが庭の代わりになり、洗濯物を干したり、バーベキューや日光浴を楽しむ空間として魅力的です。SE構法を活用することで、屋上ルーフバルコニーの設計時に重要な、人の重みによる負荷を正確に計算し、安全性を確保した構造を設計します。この精密な構造計算により、屋上ルーフバルコニーを含む住宅全体の安全性と快適性を高め、限られたスペースを最大限に活用します。

屋上ルーフバルコニーのある住宅

3 階建て

特に都市部での敷地有効活用を目指す3階建て住宅は、耐震性の確保が最重要課題です。SE構法は、より重い構造体を支える能力に優れ、2階建て以上の住宅でも、構造の丈夫さを保ちながら設計の自由度を高めます。従来の木造建築では1階に多数の柱や壁が必要でしたが、SE構法を採用することで、柱や壁の数を減らし、開放的なリビングやビルトインガレージなど、柔軟な設計が可能になります。これにより、都市部の狭い敷地でも、耐震性を損なうことなく、居住空間の質を高める住宅設計が実現します。

SE構法でつくる3階建て住宅

狭小住宅

都市部の狭小な敷地にも最適な解決策を提供するSE構法は、限られた空間でも開放感あふれる住まいを実現します。特に、「ウナギの寝床」のような狭く長い敷地でも、SE構法の採用により、横方向の壁を減らすことで、広がりを感じるリビングや効果的な自然光の取り入れが可能になります。隣接する建物に囲まれた敷地でも、高窓や吹き抜けを活用して、プライバシーを守りつつ光を取り入れ、より良い室内環境を創出します。SE構法では、狭小住宅特有の課題を克服し、住む人のライフスタイルに合わせた、機能的かつ快適な空間を提案します。

SE構法でつくる狭小住宅

スキップフロア

スキップフロアとは、建物内の各フロアの床面が一定の高さで連続していない設計のことを指します。階と階の間に半階程度の高さ差を設け、空間に動きやリズムを生み出すことで、より魅力的な居住空間を実現します。この設計手法により、限られた敷地内でも多様な空間利用が可能となり、視線の流れや採光、通風の改善にも寄与します。

SE構法におけるスキップフロアのメリットは、その高い構造計算に基づく設計の柔軟性にあります。従来の木造建築では、構造の制約によりスキップフロアの実現が難しい場合がありましたが、SE構法では剛接合された柱と梁、高性能な構造計算によって、床の高さが異なる部分でも安全性を保ちながら自由度の高い設計が可能となります。これにより、居住者のニーズに応じた多様な空間構成を提案できるのです。

SE構法を採用することで、スキップフロアを含むあらゆるデザインが、構造的な安全性を損なうことなく実現可能です。これは、SE構法の精密な構造計算と柔軟な設計が、住宅に新たな価値をもたらすことを意味しています。

SE構法でつくるスキップフロアで構成された住宅

SE 構法 の 空間自由度 が高い 3 つの理由


1) 木造なのにラーメン接合である

「SE構法」による空間自由度の高さの背後には、独特な「ラーメン構造」があります。この構造では、柱と梁を強固に接合し、地震時の横揺れに強い基盤を提供します。一方、従来の木造建築では、地震に対する安全性を確保するために多くの柱や壁、筋交いが必要でした。この制約が、空間の自由度を制限していました。しかし、SE構法では、特殊な「SE金物」と「Sボルト」によって、木造でもラーメン接合を実現。これにより、柱や壁の少ない、開放的で自由度の高い空間設計が可能になり、「地震に強い家」でも「開放的な空間の家」を実現しています。

SE構法 木造ラーメン接合

2) 耐力壁の強度が高い

従来の木造建築では、全体をラーメン構造にするためには、部材や金物類を頑丈な仕様にしなければなりません。しかし、これには高いコストがかかります。そのため、「SE構法」では、ラーメン構造で支える部分と「耐力壁」と呼ばれる強固な壁で支える部分をバランスよく配置することで、コストパフォーマンスを最大化しています。また、「耐力壁」は在来木造の壁よりも2倍以上の性能を持ち、その強さが空間の自由度を高める要因となっています。

強度の高い耐力壁

3) 構造計算で安全性を担保している

先にも述べましたが、特に木造住宅において、自由度の高い開放的な空間設計を実現するほど、耐震性の向上が重要な課題となります。SE構法では、ラーメン構造や高耐力壁などの特徴を採用すると同時に、その強度を理論的に組み合わせるために構造計算が欠かせません。大空間に少ない柱や壁、明るい開口窓、心地よい吹き抜けなどの空間設計は、全て構造計算に基づいています。このようなアプローチは、設計者にとっても大きな安心感をもたらし、お客様に対して自信をもって提案できることに繋がります。

構造計算で安全性を担保している

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SE構法の優れた耐震性能

優れた 耐震 性能

SE構法では、高強度で品質安定の構造用集成材を柱と梁に採用し、専用SE金物で剛強に接合するラーメン構造を実現します。また、全棟において細かな構造計算と耐震性能の検証を施し、優れた耐震性を保証します。


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